短時間で配管設備をスクリーニング検査
石油・化学プラントの配管設備など、広範囲における減肉の調査に適しています。
1回の測定で配管全面のスクリーニング検査が可能なガイド波探傷装置です。
H26年度ものづくり中小企業連携支援事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)にて採択され、
産学官連携共同開発を行いました。埋設配管検査技術については研究開発中。
特長
- 1回の測定で配管全面(内外面)のデータ取得が可能
※センサ近傍500㎜範囲は不感帯
- 地上配管では数十メートルの長距離計測が可能
※センサより、2方向に最大40m範囲
- 減肉検出性は断面積欠損率3%程度
※配管状況、距離に影響
- リングセンサー設置スペースは、高さ50㎜、幅150㎜あれば取り付け可能
- 適用可能サイズ(150A、200A、300A、350A、400A)
- 広範囲(数百m)を短時間でスクリーニング検査し、詳細検査(RT、UT)との併用も可能
- AC100V電源は使用しません(バッテリー搭載)
- 1箇所あたり30分〜1時間程度で測定可能
- 塗装上でも測定可能
ガイド波技術の概要
- ガイド波は比較的低い周波数で配管表面を伝搬する超音波
- 配管軸方向にガイド波送信し減肉があると反射
⇒反射信号の受信と音速から減肉位置を特定
- センサ位置から長距離範囲を一括測定
- 配管の板厚を測ることはできない
記録例