先輩の声

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広島営業所 副主任 野曽原吉彦

検査技術のプロとして最高水準を誇る
日本の技を世界へ広げたい。

製品を評価する仕事を通じて、
社会の安心を支えていきたい。

―どんな仕事を担当していますか?

 広島営業所は、三菱重工業株式会社様の広島製作所内に事務所があります。私はそこで金属製品の溶接部をX線やγ線を使用してレントゲン撮影をしています。医療現場でからだの異常を判定するためにレントゲン撮影が行われますが、それと同様に、金属製品内部に欠陥がないか、撮影を行って調べています。
 工場で製造された製品と図面が届くと、図面に書かれた指示に沿ってレントゲン撮影を実施。続いて、撮影した画像をコンピュータに取り込み判定を行います。撮影対象となる製品はひとつひとつ構造が違い、撮影方法もさまざま。いつも通りとか、教科書通りと言うわけにいかず、先輩方にアドバイスをいただきながら、確実な判定を行えるよう毎日が勉強の連続です。
 また、判定結果の記録書類の作成や、お客さまと仕事の段取りを打ち合わせることも私の大切な仕事です。

―この仕事に就いたきっかけを教えてください。

 地元広島で、地域に貢献できる仕事に就きたいと就職活動を行っていました。当社を知ったのは、大学で開かれた合同企業説明会です。この時まで、「非破壊検査」のことは知りませんでした。説明会で話を聞いていなかったら、今もこの業界の存在は知らなかったかもしれません。金属製品などの表面や内部の欠陥を、さまざまな器具や手法を用いて調べる非破壊検査。製品の品質を評価することで、日本のものづくりを支えるという仕事に魅力を感じて、入社を決めました。

―仕事のやりがいは何ですか?

 欠陥を見つけるのが私たちの仕事ですが、欠陥がないことに越したことはありません。それでも何らかの欠陥や不具合を見つけた時は、それを見逃したために起こりうる大きな損害や事故を未然に防げたという思いで、ホッと胸をなで下ろします。また、検査をする者として、その責任の重さを改めて認識します。
 大きなプロジェクトとなると、何百か所という対象を検査します。納期を遅らせるわけにはいかないため、お客さまと綿密な計画を立て、チームで力を合わせ目標に向かっていきます。スケジュールの遅延なく、ひとりひとりがモチベーションを高く保ちながら、精度の高い検査を完了させた時の達成感は、なにものにも替えられません。一人では仕事はできない、多くの人と関わりながら成し遂げていくこの職場に、大きな魅力と誇りを感じます。

―仕事で大変なことは?

 専門用語や道具の名前を覚えることに一苦労しました。入社間もない頃は、お客さまとの打合せで飛び交う専門用語がさっぱり分からず、マゴマゴするばかり。先輩方の撮影サポートでも逆に足を引っ張るありさまで、とても悔しかったことを覚えています。わからないことはそのままにせず、先輩に質問しながら、ひとつひとつ覚えたり理解するよう努めています。1度注意されたことや、教えていただいたことは必ずメモを取り、同じことを2度聞かないよう心がけています。

高い技術を身につけ、世界に向け
その素晴らしさを伝えていきたい。

―仕事を通じて成長したと思う瞬間は?

 最初は撮影した画像を見ても、正常なのか、欠陥なのか、なかなか判定できませんでした。撮影する部品もさまざまあるため、画像も同じ見え方ばかりではありません。先輩から指摘を受けることが多かったのですが、現在は、時間はかかるものの、正確な判定を出せるようになりました。
 もし欠陥を見逃してしまったら、莫大な損失を生み、信用も失ってしまいます。細心の注意を払い、欠陥を見逃さない確かな力をつけたいです。

―10年後の自分は、どうなっていますか?

 10年後は、撮影や判定などの高い技術を身につけ、周囲を引っ張っていける人になっていたいです。放射線以外の資格も取得し、いろんな事業所の手伝いにもいきたいです。当社では、海外出張のチャンスも多いので、日本を飛び出し、現地の方に、高い水準を誇る日本の技術を指導できるようにもなりたいです。
 まずは、非破壊検査をするために必要な資格を取得し、それに見合う技術を磨くことが目標です。

―検査に向いている人は?

 検査の判定には、集中力が必要です。細かな作業ですが、細かい部分にこだわりすぎず、俯瞰で物事を見られる人が向いているように思います。また、集中力が切れないよう、上手にON・OFFを切り替えられることも大事です。人と関わる仕事なので、コミュニケーションがうまくとれる人なら、楽しく仕事ができますよ。

―就活中の方へのメッセージ

 就職活動と勉強を両立しなければいけない大変な時期だと思います。ただ、学生時代こそ、多くのことにチャレンジできる絶好の機会です。私自身、学生のころにやっておけばよかった、と思うことがあります。忙しい中でも時間を上手にやりくりして、学生時代でしか経験できないことに、ぜひ挑戦してください。どんな経験も、未来の自分の糧になります。
 社会に出ることがゴールではありません。チャレンジの連続です。当社には、経験してきたことや、意欲を生かせるシーンが多彩にありますので、一緒に成長していきましょう!

広島営業所
野曽原吉彦さんの1日
  • 7:45出社・判定の準備

    ○前日からの夜勤者が撮影したデータを整理。判定ができるように、準備を進めます。

  • 8:15朝礼・ラジオ体操 始業

    ○1日安全な業務を行うため、連絡事項などしっかり確認。

  • 8:30判定作業開始

    ○コンピュータに取り込んだ画像を見て判定を行います。

  • 10:30再撮

    ○判定が難しいものなど、製品を返却する前に撮り直しします。判定が終了すると、製品を返却する準備を行います。

  • 12:00昼食

    ○コンビニでお弁当を購入するか、食堂で昼食。先輩と一緒にわいわい話しながら食べています。

  • 13:00行程打合せ

    ○冨田所長と、本日撮影する製品の確認を実施。納期など今後の予定を把握し、段取りも行います。

  • 14:00撮影準備

    ○撮影は主に夜勤者が行うので、不備がないよう準備を。図面を確認し、細かくチェック!

  • 15:00記録など書類整理

    ○パソコンを使って、検査記録や請求書類を作成します。

  • 16:00夜勤者と引き継ぎ

    ○撮影する製品や、撮影時に一緒に入れる番号など、細かく指示。丁寧な引き継ぎを心がけています。

  • 17:15帰宅

    ○繁忙期は残業もありますが、基本は定時で。ON・OFFは、しっかり切り替えます。